げんばのはなし

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「僕らAぇ! groupって言いますねん」感想

2019.4.13(土)〜21(日) 東京グローブ座 全13公演

 

Aぇ! group初の東京公演を観にグローブ座へ行ってきました!グローブ座といえばのこの大きな看板。

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ほんとダジャレにしかならなくて恐縮ですが「Aぇ! groupはいいグループ…いや、えぇグループですね」と言わずにはいられない、そんな素敵な初陣公演でした。

アイドルが売れるために「周りの大人たちに愛されて大切にされてる」のって個人的にすごく大事だと思っていて。WiNK UP2019年4月号の対談でリーダーの小島くんが「グループができたとき、スタッフさんたちから『かわいがられるグループになるように』って言われたな」と話していたのが心に残っていたんですけど、本公演の企画構成を担当したエイト横山さんを筆頭にそんな周りの方々から愛されて大切にされているのがビシビシ伝わってきたのにまず泣きそうになりました。

マンガで例えるなら「1話試し読み」みたいだった今回の公演、Aぇ! groupの次の話が早く読みたくなったしみんなに愛される長期連載になったら良いな!と思います。ほんと、マンガみたいなんですよ6人が。少年マンガの世界だなーと思う。

 

以下、順を追ってネタバレ含む感想を書いていきます。記憶頼りなので前後してたらすみません。

 

オープニング映像
そういえばグローブ座って幕がなくて開演前もセット丸見えだったなと思い出す。どこかの倉庫のようなセットに期待が高まる。舞台上部にはそこそこ大きめのモニターが設置してあり、映像使うシーンで使われてました。3階席からも見切れず見やすかったです。
メインビジュアルにも使われている、フィギュアのようにパッケージされた6人の入った箱がUFOキャッチャーに引っかかり、一人ずつ順番に紹介されていく。これだけで「お金がちゃんとかかってる!」と感動してしまいました…笑。ポップな色使いがかわいい!リチャと小島くんが完全にバービー人形の彼氏枠。

 

Firebird
暗転して6人が舞台上に。どうやらAぇ! groupはどこかの楽屋にいるようでバラバラに座ってたり立ってたりしている。曲を練習しようぜといきなりFirebirdのイントロが。これは沸く!春松竹でゴンドラに乗ってたところもちゃんと振りついてました。衣装が私服風で本当にそれぞれが着ていそうなのも良かった。

ISLANDTVって本当に便利。この動画で着ている衣装です。正門くんはブラウン系のチェックシャツにインナーがグレーのレッドツェッペリンのロックT、ほどよい太さの色落ちダメージデニム(膝のところがダメージ加工されてて赤チェックっぽい当て布)、白に黒ラインのコンバースオールスターローカット。金髪は根元と襟足~もみあげのツーブロ刈り上げ部分が黒いのでツートンカラーみたいなのもかっこいい。6人とも足元まで「この人これ履いてそう!」ってリアル感でそこにまた「お金がちゃんとかかってる!」と感動しました。

1曲歌い終わって振り間違えたらジュースおごれよなんて他愛もない話をしながら、企画のために書いたそれぞれのプロフィールを読み上げてトークして6人がどんなキャラか紹介していきます。メンバーをすでに知ってる人は「そうそう!」って楽しめるし、よく知らない人もこんな人なんだ!って知っていける上手い構成だと思いました。メンバーの素のフリートークのように見えるけど本筋は決まっていて、その回によって微妙にツッコミ入る箇所を変えてたり、ちょっとだけアドリブ要素あるのも良かった。6人がわいわい喋ってるだけなのにめちゃくちゃ面白くて雰囲気が最高だからずっと見てたい!正門くんの好きな食べ物は焼き鳥(事務所入った時から書いてる)、嫌いな食べ物は色の濃い野菜、ウォシュレットはMAXにする。楽屋のセットにはボックスティッシュが置いてあるので正門くんが定期的に汗を拭っては長机の下にあるゴミ箱にポイしてたのがじわじわきました。

だいたい20分ぐらいプロフィールをネタにトークして、途中で突然番組のプロデューサーが現れます。Aぇ! groupチャンネルという新しい番組を作りたいので企画をみんなで考えてくれないかと提案するプロデューサー。戸惑いながらもやります!と二つ返事で受けるメンバー。でも6人で何をすればいいんだろう…?と各々の得意分野で何かできないかを考え始める。このプロデューサー役が横山さんで声だけ出演してました。

 

タップでクイズ
誠也くんが得意な事といえばタップ!と何を言いたいか代わりにタップの音で伝えてそれを当てようとするクイズ企画。正門くんがセットの片隅に置いてある司会者用テーブルを自分で定位置にセットしてるのがツボです。すえぴのタップに大晴が勝手に自分のギャグを乗っけてくるのがずるくて笑う。大晴、インテリギャガーらしくギャグに歴史ネタとか盛り込んでくるのもずるい。大晴のギャグを当てたらそのギャグをプレゼントする無茶ブリのくだりで指名される正門くん、嫌がりながら全力でギャグしてておもろでした。無茶ブリされたすえぴがキャンキャン吠えながら拒否ってんのも笑ってしまう。

 

空耳英会話
タップクイズ、番組の企画としてはどうなの、じゃあリチャくんが大阪城ホールのコンサートでやってた空耳英会話ネタは?とやってみる事に。衣装に着替えるだけなのに何度もクセの強いパンツ一丁で現れるリチャもずるい。Aぇ! group、基本的に面白すぎてずるい。リチャがスケッチブックに書いてきた英文を全部訳してくれる大晴、ここでもインテリキャラ発揮してるけどだんだんメンバーにむかついてきたって言われるのが不憫…。

 

BTK
じゃあK-POPはどうだろう?と小島くんのターンが。横山さんはちょっとBTKが好きすぎる笑。オリメン大橋くんの代役はペ・セヨンさんことすえぴに。服装もぺ・カズンさん完コピで笑える。「夏のカナタ」にカラオケ風の歌詞入り映像が足されてたの悪質すぎました。オモニどっから連れてきた!笑
正門くんと大晴とまさやは舞台後方で椅子に座って聴いてるんですけど、リズム取ってたり隣の大晴と目を合わせて笑ってる正門くんがキュート。

 

ミュージカル
次は劇団四季出身のまさやが得意技を披露…というかオリーブの首飾り風のBGMを流しながら去年のクリパからおなじみのマジシャンネタを披露。個人的にこのキャラが大好きすぎるので東京でも見られて嬉しい!マジシャンネタ用の小道具は私物で段ボールに詰めて持ってきたまさや…愛しいだよ…。
そして次の衣装に着替えたと思ったらこちらも関西担にはおなじみ(?)のライオンキングの格好で小島くんと大晴をバックにつけてセンターで踊りだすまさや。ここからの!ミュージカルパートが!さいっっっこうに良かった!リチャ末正門くんの兄組が黒のキラキラした衣装に着替えて(エイトのお下がりをリメイクしているらしい)、平成の出来事をララランドかグレイテストショーマンかって勢いで歌いながら全員で踊るの、こんなんジャニオタ好きなやつすぎる。兄組だけだと少年隊みもあってとにかく最高なんですよ…!正門くんは相変わらず美声だし、普段ミュージカルっぽい振付はそんな見られないからそれも嬉しかったです。この平成ミュージカルパートだけでも動画配信していろんな人に見てもらいたい。振付たぶんまとくんだと思うので所々にまとくんイズムも感じました。あ〜〜〜あと100回は見たい!


バンド

色々試してはみたものの、どうにもしっくり来ない6人。そこで正門くんがバンドはどうですか?こじけんとまさやで曲も作ってたし!と提案。バンドセットが登場してなんと生演奏で歌います。パートはVo.すえぴ、G.正門くん、B.大晴、Sax.リチャ、Key.小島くん、Dr.まさや。

なので正門くんが自分でエフェクターボードよいしょって足元にセットしていつもの青いギター持ってきてシールドぶっ差してチューニングしてって一連の流れを見ていられるのが幸福すぎて興奮したまま死ぬかと思いました!自担のエフェクターボード見るのがずっと夢だったので東京で叶った事がとにかく嬉しい!

曲は小島くん作詞・まさや作曲のタイトル「神様のバカヤロー」。初めて聴いた感想は厨二な歌詞だな…と思ったんですけど、小島くんが横山さんから歌詞書いてと言われて1/4から5にかけて書いたと言われるとまた捉え方が違ってくる。小島くんはまっすぐな人だ。骨太ロックなアレンジとまだバンド結成して間もない荒削り感がマッチしてて良かったな〜。大晴が最近になってベース始めたとは思えないくらい頑張ってた!そして正門くんがバンドメンバーを見る顔がすごく嬉しそうで、音を鳴らしながら楽しそうにしていたのでエモエモのエモに散り散りになりました。

 

バンド演奏が終わり、これでAぇ! groupチャンネル大丈夫かなと不安そうな6人。そこへやってきたプロデューサー。そこから怒涛のなにわ侍(概念)が始まります。1人ずつ名前が呼ばれて、プロデューサー直々に君のこんなところがすごいんだから大丈夫だよって激励の言葉をかけてくれるんですよ。初日は客席からかなりのボリュームですすり泣く声が聞こえました。正門くんは一番最後に呼ばれます。一歩引いてメンバーをフォローするポジションは簡単にはできない事だからこれからもこの個性の強いみんなをまとめていってくださいと言われてジーンとしてしまいました。こうやって、自分の事をちゃんと見てくれて評価してくれる人がいるのは仕事をしていく上で何よりの救いになるとも思うし、ファンがどれだけ頑張ってもできない事をしてくれたのにありがとうという気持ちでいっぱいです。

そして、プロデューサーが「君たちは本当にいいグループですね。いや、『Aぇ! group』ですね」とブログ冒頭のダジャレに戻るわけです。

 

エンドロール

希望を感じさせながらエンドロール。オフショが流れる中にまとくんの姿も。

 

アフタートーク

エンドロールが終わると6人が舞台に戻ってきて、アフタートークのように少しおしゃべりタイムが。一応仕切りポジションなんですけど緊張のせいか公演タイトルを噛んだり、そわそわしている正門くんを応援したくなる。Aぇ! group、6人で喋ってる時の雰囲気が最高で面白いんですよ…!いじられ最年長すえぴ、急所を確実に1回で突いてくるようなツッコミが上手いリチャ、しっかり者のようで所々ぺろぺろしたくなる正門くん、ウェイなノリがクセになる大晴、唯一無二の小島ワールド、そして最年少まさやがおしとやかでいて6枚刃のカミソリのように絶妙なタイミングで突っ込んでくるのが絶妙なバランス。これから6人の関係性もどんどん変わっていくだろうけど、結成直後にしてこれだけAぇ雰囲気がもう出てるのがすごい。そしてグローブ座の舞台の真ん中に立って三方礼する正門くんにはぐっときます。最後は横並びになった6人で手を繋いでおしまい!両手でふわっと1回だけ投げチューしてはけていく正門くんが安定でとても可愛かったです。

 

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ほんと、見終わったらAぇ! group全員が大好きになっちゃうし、グループみんなが愛しいし、こんなにハッピーな公演を見られていいのかな?いいんだよ!と自分にレスしちゃうくらい幸せでした。初日が終わった後の劇場内、みんなすごく幸せそうに思い思いの感想を話していたのを忘れたくないな。

まだ公演は続きますが素敵な思い出の1つとなって、何年か経ってからもふと思い出しては反芻するんだと思います。そして、これからもAぇ! groupとそんな思い出をいっぱい作っていけますように。